ウェルビーとの出会い
私が信用取引で100万円以上、損した話をしていきたいと思います。
時は2020年に戻るのですが、コロナショック後のリバウンド上げ相場。
当時、個別株をメインにやっていた私はいろいろな個別銘柄の株に手を出していました。
ゴールデンウイークも毎日、四季報を読んでいた私の目にとまったのが、証券コード6556、ウェルビーです。
一応、ウェルビーがどんな企業か簡単に説明しておくと、障害者の就労支援をメインに行っている企業となります。
その時、目にとまった2020年3月期の決算説明資料がこちらです。


2020年3月期の売上高が前期比で、売上高+19.6%、営業利益+17.6%
営業利益率25.6%、ROE 39%、自己資本比率77.1%
この時、PERも30倍程度だったと思います。
2021年3月期の予想も売上高、営業利益ともに10%以上増益。
今後の成長性も見込めつつ、利益率や財務状況も良い。
株価も今後の成長性を考えれば高くないと感じた私は、2020年7月に現物で1000株購入します。
その後、株価が下がるとともに信用取引で買い増していくこととなります。
一向に上がらない株価
期待とは裏腹にまったく上がらない株価。
こちらがウェルビーのチャートです。

2020年7月に現物で購入して以降、株価は下落の一途をたどります。
そして都度、信用取引でナンピンする生活が2022年8月まで続きます。
その間、2度あった決算発表がこちら。
2021年3月期、決算説明資料

前年同期比:売上高+18.9%、営業利益+15.9%、経常利益+19.8%、当期純利益29.7%と好調。
2022年3月期、決算説明資料

前年同期比:売上高+21.0%、営業利益+24.0%、経常利益+26.4%、当期純利益+20.0%と絶好調。
これだけ絶好調な決算が続いているのに株価は一向に上がりません。
このタイミングで中期経営計画が発表されます。

新規でヘルスケア事業というサプリを取り扱う事業を開始するとのことだったので、目先の利益よりも他のビジネスに投資していくフェーズに入ったのかなと思い、見ていました。
のちにこのビジネスが大きな爆弾になるとも知らずに。
2022年3月期の決算発表と中期経営計画が発表されたのが2022年5月なのですが、この頃には信用取引で3000株ほど保有していました。
そして損切へ
中期経営計画が発表されてからたったの3ヶ月後に衝撃の発表がされます。
簡単に要約すると、「ヘルスケア事業で約20億の損失が出ました。これによって当期純利益予想は0になります。」
中期経営計画とは何なんですかね。
発表した3ヶ月後に大幅な変更が必要になる中期経営計画なんか出すなよと怒りすら覚えました。
その後、ヘルスケア事業は撤退することとなるのですが、最終的に約27億の損失を出すことに。
これが低調な株価をさらに下げることとなります。
信用取引で約3000株を保有していた私は大ダメージを負い、約120万円のマイナスを被ることとなり、ここで損切です。
ちなみにこれが楽天証券で表示される、ウェルビーの信用取引における実現損益です。

一応、2023年3月期の決算も載せておきます。

ヘルスケア事業で大幅な特損を出したため、当期純利益は約14億の赤字でした。
その後、何を思ったか上場廃止へと進んでいくことになるのですが。
この件で反省したこと
この件で反省したことは、まず信用取引の危険性です。
長い下落トレンドに入ったとき、信用取引は取り返しのつかないリスクを伴います。
どうせ上がるだろうという軽い気持ちでナンピンすると、下げ続けたときに大ダメージを負うこととなります。
次に反省したことは、企業の業績予想や中期経営計画を鵜吞みにしないということです。
2022年8月にヘルスケア事業で大きな損失が発生したと発表されるまでは、業績は絶好調だったはずです。
しかし、チャートを見ると2021年の終盤から急激に下落していることがわかります。
何が言いたいのかというと、企業内部の人間や機関投資家はヘルスケア事業で大きな損失が出ることを前もってわかっていたのではないかと思います。
中期経営計画を出した3ヶ月後に発表してますし。
ちょっと数字がわかる程度の素人が決算報告書を読んで、大金を注ぎ込むと痛い目に遭ういい例だったと思います。
私の信用取引で大損をした話は以上です。
みなさんも信用取引にはくれぐれもご注意ください。

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