2026年5月10日〜16日の株式市場は、米国株が週の途中まで底堅く推移したものの、金曜日に下落する展開となりました。
S&P500は週間では小幅プラスでしたが、5月14日に高値をつけたあと、5月15日に下落。
NASDAQ100も週を通して大きく崩れたわけではありませんが、金曜日の下落によって週間ではマイナスとなりました。
日本株は日経平均が週後半に下落し、週間では2%を超えるマイナス。
為替はドル円が円安方向に進みましたが、5月15日時点では158.12円で、158円台前半での推移となりました。
今週のマーケットまとめ
米国株
- S&P500:小幅高も金曜日に下落
- NASDAQ100:週中は堅調も金曜日に下落
- AI関連株:引き続き相場を牽引
日本株
- 日経平均:利益確定売りで下落
- 半導体関連株:売り優勢
- 円安:輸出関連株には追い風
注意点
- 原油価格上昇
- 中東リスク
- 米金利上昇
- AI関連株の過熱感

今週の主要指数
| 指標 | 5月8日終値 | 5月15日終値 | 週間変化 |
|---|---|---|---|
| S&P500 | 7,398.93 | 7,408.50 | +0.13% |
| NASDAQ100 | 29,234.99 | 29,125.20 | -0.38% |
| 日経平均 | 62,713.65 | 61,409.29 | -2.08% |
| ドル円 | 156.702円 | 158.120円 | +1.418円 |

米国株は週中まで堅調も、金曜日に下落
S&P500は週間で+0.13%と小幅上昇でした。
週の途中まではAI関連株への期待感を背景に堅調に推移し、5月14日には7,501.24まで上昇。
ただ、5月15日は原油価格上昇や米国債利回り上昇を背景に売りが強まり、7,408.50まで下落しました。
NASDAQ100も、5月14日に29,580.30まで上昇しましたが、金曜日に大きく下落。
週間では-0.38%となっています。
AI関連株への期待感は依然として強いものの、短期的には利益確定売りも出やすい地合いになっています。
AI関連株は引き続き強いテーマ
今週も株式市場では、AI関連株が大きなテーマとなりました。
特に、
- 半導体
- GPU
- AIインフラ
- データセンター
関連への資金流入が続いています。
一方で、ここまで急上昇してきた銘柄には利益確定売りも入り始めています。
現在の相場は、一部の大型AI関連株が指数を押し上げている面も強く、値動きが大きくなりやすい状況です。
日経平均は利益確定売りで下落
日本株は週間で大きく下落しました。
日経平均は5月13日に63,272.11まで上昇しましたが、その後は売りが優勢となり、5月15日は61,409.29で終了。
週間では-2.08%となっています。
特に、
- 半導体関連株
- 値がさ株
- AI関連銘柄
を中心に利益確定売りが目立ちました。
ただし、ドル円は円安方向で推移しており、輸出関連企業には引き続き追い風となっています。
原油価格上昇と中東リスクに注意
今週の市場では、原油価格上昇も大きなテーマでした。
背景には、中東情勢への警戒感があります。
原油価格が上昇すると、
- インフレ懸念
- 企業コスト増加
- 金利上昇圧力
などにつながりやすく、株式市場にはマイナス材料となる場面があります。
特に金曜日の米国株下落では、原油高と米金利上昇が警戒されました。
FRBの金融政策にも注目
米国では依然として、
「利下げはまだ先ではないか」
という見方が根強い状況です。
原油価格上昇によるインフレ懸念もあり、FRBがすぐに利下げできる環境ではないとの見方が広がっています。
その結果、
- 米国債利回り上昇
- ドル高
- グロース株への逆風
につながる場面も見られました。
ドル円は158円台前半へ
為替市場では円安が進行しました。
ドル円は5月8日の156.702円から、5月15日は158.120円まで上昇。
週間では+1.418円の円安となっています。
ただし、5月15日時点では158円台前半であり、
「158円台後半で推移」というほどではありません。
円安は日本株にとってプラス材料となる一方、輸入物価上昇には注意が必要です。
今後の注目ポイント
来週以降は、
- AI関連株の動向
- 半導体関連株への利益確定売り
- 原油価格
- 中東情勢
- FRBの金融政策
- 米国債利回り
- ドル円
などが注目されそうです。
特に現在は、AI関連株への期待感と過熱感が同時に存在している状況です。
短期的な値動きに振り回されず、長期目線で冷静に見ていきたいところです。
まとめ
2026年5月10日〜16日の株式市場は、米国株が底堅く推移した一方、金曜日に下落する展開となりました。
S&P500は週間で+0.13%と小幅高。
NASDAQ100は金曜日の下落によって週間では-0.38%。
日経平均は利益確定売りが強まり、週間では-2.08%となりました。
また、原油価格上昇や中東リスク、米金利上昇なども意識される1週間でした。
今後も、AI関連株・半導体株・原油価格・米金利・為替動向を中心に、マーケットをチェックしていきたいところです。

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